東大生による、東大生をさぐるメディア

「なぜ勉強するのか」を追い求め続ける東大生。

遠藤 和真
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遠藤 和真
東京大学工学部3年。仙台第三高等学校卒。一浪ののち理科一類に合格。 論理的思考力と、個々人の能力を引き出す洞察力が持ち味。 多趣味。文理問わず勉強。 最近はブロックチェーンに興味あり。 キャッチコピーは 「ワクワクつくって生きていく」

現役東大生・樫村周さんの東大合格体験記

樫村周さんは埼玉県の私立昌平高校出身の文科2類1年生。こちらからの質問に身振り手振り大きく答えてくれました。自身の合格体験の他にも、教育に対する熱い思いをうかがうことができました。

あのときの僕はノっていました

――まず東大に合格したのはどなたのおかげだと思っていますか。。

『学校の先生と、塾の先生・チューター、そして家族です。学校の先生は基礎力をつけてくれましたし、塾の先生、特に林修先生の現代文の授業は目から鱗でとてもためになりました。

チューターの方は、特に2人にお世話になりました。1人目は一度東大受験を失敗している方で、とても親身になって話を聞いてくれたんです。もう1人はとても気さくで、大学に入った後の楽しさなども話してくれて、モチベーションが上がりましたね。

何より親は、お金や本、面白い番組などを提供してくれて、勉強することが面白いとことだ思える環境を作ってくれました。勉強への抵抗感がないのは大きかったですね。センター前に家族がインフルになりましたが、母が看病してくれたおかげで僕は罹らずに済みました(笑)』

――やっぱり受験期のストレスはすごいのでしょうか。

『ストレスはめちゃくちゃかかっていました。12月の模試ではA判定でしたが、周りに凄い人たちがいたのでまだまだという意識を持っていました。だから「自分だけ落ちたらどうしよう」と危機感がありました。それに、落ちたらお世話になった人に申し訳ないとも思っていていました。親戚にも東大を受験することが広まってしまい、落ちたときの状況を想像して嫌になることもありました。』

――東大受験本番はどうでしたか。

『一応、点数的には余裕はありました。でも試験後はただただ虚無でした。数学はtwitterで夜「東大数学 易化」とか調べるほど何もできませんでした。どうにか見直しして希望を持とうとしてみても、英語でダメだと思いました。合格発表までも後期の勉強をしていましたが本当にドキドキしました。』

――発表を見たときは。

『ネットで見て画面をスクロールしていたらなんかいるんですよ、僕の知っている数字が。あるんじゃなくているんですよ。そしたら数秒後口角も上がってきて、リビングで報告しました。「なんで受かったんだろ?」と思いながらも「まあ受かったしいっか」と思い、即友達と本郷に行きました。走ったときに今自分ノってるな、と感じたのを覚えています。』

――興奮が伝わってきますね。

一年という時間をどう使うか

――おすすめの勉強法はありますか。

『クイズです。学校の世界史の先生が面白かったんですよ。答えられたら爽快ですからね。しかもその先生は、いろんな教科書から内容を引っ張ってきてくれてとてもありがたかった。簡単に教科書の読み比べができたので良かったです!

あと、自主的にやったこととしては綺麗にノートにまとめていました。授業中に先生の喋ったことをプリントに書き込み、その上でさらにまとめに書くので、時間はかかりますが効果はありました。スマホのロック画面は「ペンを持て、お前が持つのはこれじゃない」でした(笑)』

――受験が今に活かされていることはありますか。

『英語、現文、数学、理科基礎は役に立ちます。歴史は社会問題などを議論するときなどには便利だと思いますね。ゆくゆく社会に出たら問題解決能力の一助となるかもしれないですしね。「舞姫」や「学問のすゝめ」を読むべきだとも思っています。日本文化を学ぶことは日本人としての自覚を醸成できる点、自分のためにも国としてもプラスだと思います。』

――東大に入ってよかったこと、逆に求めることなどは。

『まず、東大は真面目なことも話すしワイワイもできるのが心地いいです。みんないい人たちなのでお互いの価値観もわかり合えるから安心できます。あとは図書館の質が高校のときとは別モンです。でも、授業をもっと改善して欲しいです。教授は「教え、授ける」人なので、研究者と分けてほしいと思う場面が多々あります。学生も上下の繋がり、外との繋がりをもっと持っていいと思います。多様性・主体性・積極性が少し欠けている気がします。やっぱり関東の名門校・進学校という高校出身者が多いので、様々なバックグラウンドを持った人たちが集まれるような大学になったらいいんじゃないかなと思っています。』

――なるほど。では最後にメッセージをお願いします!

『もしもの話、浪人してまで東大に入るかと言ったら僕はノーです。僕は今「なぜ勉強するのか」ということに対する答えを求めています。一年を東大のために使うならば、やりたいことが見つかったときのために使いたいと思っていました。進路を決める軸はいろいろありますが、「自分は何をしたいのか。何を求めているのか」ということをじっくり考えてみるといいと思います。そして決まったら行動するだけ。「明日はなんとかなると思うばかもの今日でさえは遅すぎるのだ。賢者はもうしている」。これは僕が受験の時に大事にしていた言葉です。みなさん頑張ってください!』

おわりに

執筆:山口ゆり乃

編集:ニシヤマミオ、遠藤和真

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東京大学工学部3年。仙台第三高等学校卒。一浪ののち理科一類に合格。 論理的思考力と、個々人の能力を引き出す洞察力が持ち味。 多趣味。文理問わず勉強。 最近はブロックチェーンに興味あり。 キャッチコピーは 「ワクワクつくって生きていく」

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