東大生による、東大生をさぐるメディア

Fラン・仮面・二浪。だから、どうした。こんな合格もあって良い。

 
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三浦康太郎
東京大学後期教養学部2年。宮城県石巻高校卒。現役で文科2類に合格。 学内では社会問題についての自主ゼミや起業サークルに参加。 経験格差を是正しつつ、没頭の技術を教育で広めることが目標。 今は、あえて遠回りに視覚や脳について学んでいる。 東龍網編集長。頑張る。
「これは一筋縄ではいかないぞ」そんな感情を抱かせたのは文学部社会学科2年の山崎達弥さん。それもそのはず、UTFR(東京大学Fラン交流会)に所属しているということは知っていたが、まさか2浪以上の東大生が集まる多浪交流会のメンバーでもあったとは思わなかった。しかし、そんな彼だから発せられることがあるのではないだろうか。

偏差値で呼ばれた

――山崎さんはいつ頃から東大を志望したんですか?

考え始めたのは、高校の進研模試でたまたまいい点を取っちゃって先生にそそのかされたときですね。あれって、異常に偏差値が高く出やすいじゃないですか。80.3が出たんです。「偏差値80.3」っていうあだ名がついちゃったほどです(笑)うちは先生方は熱心な中高一貫校でしたけれど、続々と東大が出るような学校というわけでもなく、とりわけ優秀な進学校でもなかったので、成績では目立ちましたね。ちなみに、中学を選んだのも荒れていた地元から逃げるためだったな(笑)

――ならば、ずっと学年1位で?

でしたね。勉強も特にしてなかったけれど。当時は自分のことを天才だと思っていました。

ーー塾に行っていたわけでもなく?

そうですね。強いて言えば、中学時代はそろばんを真剣にやっていて、それで計算には困らなかったかな。でも、そろばんも中学までで辞めました。習い事は親の意向で他にもピアノと水泳と空手をやっていたんですけれど、それは小学校までだった。中学は囲碁部、高校はフットサルをしていたけれどガチガチにやっていたわけではなく、家に帰ったらテレビを見てそのまま寝るような生活でしたね。ただ、宿題を貯めるのは嫌だったので、土日の朝にまとめてやって、休日は休日としてエンジョイしていました。

――成績がいい人に話を聞くと、子供の頃から読書家だったということが多いのですが、本は読んでいましたか?

大して読んでいません。親からは「読め」と言われましたが、なんせ嫌いだったもので。小学生のときは宿題だけ先にやって、あとは遊んでばっかり。「勉強は僕が手伝うから!」って感じで運動がめちゃくちゃできる人と仲が良かったですね。勉強よりスポーツが好きで。やっていたゲームもパワプロくんとかウイイレでしたしね。

東大受験に臨んだ大学2年生

――天才じゃん…!

2浪です。

――ぬぉぉぉっ!?

と言っても実質なんですけどね。もともとは理系だったんですよ。で、東大に落ちたので後期受験で受かった横浜国立大学に通い始めました。電情学科だったんですが、本当にプログラミングとかの勉強が面白くなくて嫌気がさしちゃったんですよね。物理とかも、向き不向きが大きすぎましたね…。それで2年生の頃から仮面浪人することにしました。

――それって、勉強時間確保できるんですか?

夏休みは今まで手付かずだった日本史を実家にこもって一日7時間くらいやっていたんですが、それ以降は基本的に一日1時間くらいしかやっていませんでした。当時、毎日日記を書いていたんですけれど、来る日も来る日も「今日は1時間しか勉強できなかった。明日は頑張ろう」って書いていましたね(笑)

――1時間!?

経験した身から言わせてもらえば、文系の方が全然入りやすかったです。地理は理系時代にも結構ちゃんとやっていたし、国語もそんなに忘れていなかった。ある程度のアドバンテージというか貯金というかはありました。でも、数学は苦手だったので、元理系が文系数学に挑んでも結果は80点中50点強しか取れませんでしたが…。東大入試は受かるパターンがたくさんあるからありがたいですね。

――仮面浪人っていう状況下でのストレスは?

んー、それが不思議となくてですね。大学の単位を押さえておいて、東大に落ちたらそのまま3年生になれるようにしていたからかもしれないですね。そもそも、浪人は本当にストレスがでかいと思ったんで、浪人せずに大学進学という進路を選択したんですよね。仮面浪人は学校に行っている分社会とのつながりがありますからね。おすすめはしませんけど。夏は実家で勉強してましたが、オリンピックや甲子園につい見入っちゃったりしていたので、適度にストレス発散していたんじゃないですかね。もとより甲子園観戦のために七月中に夏休みの宿題を終わらせるタイプだったもので。

やっと東大生になってみて

――合格発表の時の心境は?

それが、実は合格発表は自分で見ていないんですよね。現役で落ちたときは現実を突きつけられて辛かったので、二回目も落ちたものと思って自分では見ていなかった。そしたら親から報告の電話がきて。まるで人ごとみたいに感じましたね。通知書が届くまで信用できなくて、「合格者 間違い」と打って、過去に発表ミスがなかったか1時間ほど検索していましたっけ。

――東大生活は前の大学での生活と比べてどうでしょうか?

大学としてはそんなに変わらないんじゃないかなと思います。一部の本当に勉強が好きで頭も良い層を除いて、学生は授業をサボることを考えている。世間とかで言われるほど、東大が特別じゃないんだなぁって思います。

――山崎さんはそんなに勉強が好きなわけでもない?

勉強して知識を身につけた方が生きやすい世の中なんじゃないかな?常識は生活していれば身につくかもしれないけれど、既存のルールを超えたことは勉強してないとできないし。舛添さんとか、賢いなぁと思った(笑)あ、もちろん知識を悪用しようなんぞとは言ってないですからね!

――現役生にアドバイスするとしたら?

僕は高3の六月の時点の東大模試で高得点をとり、塾から特待生として招待されて、調子に乗っちゃいました。自分は大丈夫な人なんだなって思って、文化祭とかも率先して楽しんでいましたが、案の定そこから点数が伸びなくなりました。慢心は危険ですね。ただ、人生先のことはわかりませんし、なんとかなります。あと、僕の詳細な合格体験記は、駒場祭でも手に入ります!UTFR・多浪交流会両方から出しているので、興味あるかたは是非お手に取っていただけると嬉しいです!

おわりに

最後までお読みくださりありがとうございました。私たち『東龍門』は、東大生ならではのノウハウを活かし、受験や勉強に役立つ情報をTwitterでも発信しています。よかったらチェックしてみてください。また、質問などもお気軽にどうぞ!

執筆:三浦康太郎

編集:ニシヤマミオ、遠藤和真

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東京大学後期教養学部2年。宮城県石巻高校卒。現役で文科2類に合格。 学内では社会問題についての自主ゼミや起業サークルに参加。 経験格差を是正しつつ、没頭の技術を教育で広めることが目標。 今は、あえて遠回りに視覚や脳について学んでいる。 東龍網編集長。頑張る。

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