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ヤンキー?生粋の表現者!?彼の正体は一体?

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今回は東龍門メンバーの宮内馨(みやうちかおる)さん、北海道のとある私立高校から文科一類に現役合格、現在は法学部に所属する3年生だ。外見も話し口調も穏やかなのに、中学時代はちょっとしたヤンキーだったというのだから驚いてしまう。高校受験に失敗し、決意した東大受験。「たぶん厄介な生徒だった」と自分で言う彼のこれまでを一緒に振り返ってみよう。

ノートは取らない?課題はやらない?席には座らない!

――昔やんちゃしていたそうですが?

『中2の後半あたりから誘われてヤンキー的な遊びに走っていきました。といっても、治安の良い学区でしたからマイルドなもんで、尾崎豊の世界観とは程遠いです。ちょっとしたイタズラをしたり、バレンタインにもらったチョコを授業中に食べたりとか(笑)だから、三者面談で「お子さんは不良です」って言われて、自分でも「ああ、俺不良なんだ!」と気づきました。子ども扱いされて、ちゃんと理由も説明されず大人にいろいろ制約されるのが嫌だったんだと思います。』

――そうは言っても、高校受験のことは気になりませんでしたか?私立高校出身ということですが、公立は受けなかったんですか?

『もともとは公立志望でしたが、落ちてしまって。公立4強のうちの一つを受験したのですが、内申点が響いてしまって、その結果落ちてしまいました。』

――内申点が理由ってなんか悔やまれますね。

『正直勉強はできるにはできましたからね。「地頭では負けないのになぁ!」と思って、内申という制度にはムカついてしまいましたよね。内申の基準も学校でそれぞれで、進学実績を上げるためにオール5を乱発していた中学もありましたから。地元の小学から地元の中学にそのまま上がったので仲のいい子もたくさんいたのに、内申を気にして女の子とかが話しかけてくれなくなったんですよ。「えええ!一昨日まで普通に一緒に遊んでたよね!?」って状態ですよ(笑)清楚で異性間の交流を慎む生徒が先生に露骨に好かれていましたから。』

――内申獲得競争ってありますよね。わかる、わかる(笑)

『だから、高校に入ったときから東大というふうに決めていました。純粋に学力という指標に基づいて合否が決まるじゃないですか。』

――確かに東大受験だとそうですよね。高校に入ってからは何か改まった部分はあるんじゃないんですか?

『ほとんど変わらずなままでしたねぇ(笑)いわゆる特進クラスにいたのですが、いい生徒ではなかったですね。ノートも取らないし、課題もやらない。』

――???

『クラスの中でも東大志望が僕しかいなくて、ちょっとした神童的存在でした。先生も放任的というか、お世話になっている先生はいろいろ免除してくれました。』

――例えば?

『特進クラスは朝学習の時間があるのですが、それはしなくていいので余裕で遅れて登校し、部活に入っていいのも数人でしたが、僕は演劇部に入りました。放課後の補講とか課題もしれーっと抜けて部活してました。その演劇部の顧問の先生は数学担当だったのですが、先生公認で数学の授業中は自由に立って他の人に教えていたりもしましたね。』

――先生はそうだとしても、親御さんは何も言いませんでしたか?

『一回受験というものに失敗していますからね。だからその分心配というか訝しく思うこともあったと思いますが、成績を見ればちゃんとできているわけですから、特に何も言われませんでした。確かに僕の学校での態度は悪かったかもしれませんが、それで「だから頭が悪いんだ」と言われるのも癪だったので、「ちゃんとやっていないのにできてしまう」というのが僕にとってはある意味での主張でありアイデンティティでした。結果的に東大入試の点数も550点のうち400点は超えました。』

――高得点!勉強時間は?

『部活も大会があったりで毎日忙しかったですが、部活が終わって帰ってから自由に勉強していました。3年のときは時間を決めてしっかりやっていましたが、それまではそんなきっちり時間を…みたいなことはなかった気がします。』

――やっぱり地頭いいんですね!

生粋の表現者

――高校は演劇部ということでしたが、役割は何をされていたんですか。

『部員が10人と少なかったので、演者もしていれば脚本も書いていました。もともと表現するのが好きなんです。』

――もともと?

『幼少期から小3くらいまではLEGOブロックを使ったストップモーションムービーを作って、そこからは落語の魅力に惹き込まれました。小6のときに立川談志に本気で弟子入りしようとしたんですよ。ほぼ親も説得済みで。』

――ふぇっ!?

『それで意気込んで地元で行われた談志さんの高座に行ったのですが、そのときには既にかなり弱ってらっしゃって、正直先はあまり長くないのではないか、と。小学生にしては冷静過ぎる判断をしましたね(笑)。「今ここで入門しても得られるものはない」と思い至って断念しました。結構きつい選択でしたけどね。』

――そうすると将来の進路とかはやっぱりクリエイティブになりそうですね。でも法学部ということならそっちの世界も考えて受験したのでしょうか。

『将来の職を何かを創造する方に振り切ってもいいのかなと思ったのですが、それは今でなくてもいつからでもできるなと思っています。法学部に入ったのは、社会のルールを知っておいた方がうまく動けるというのもありますが、今は将来に関しても外務省もちらっと考えていて。外務省の大きな仕事の一つが交渉じゃないですか。だから、国際社会という大きな舞台でどう振る舞うか、どう相手にパフォーマンスするか、という観点で見るとそんなにクリエイティブとかけ離れたものではないと思うんです。しかも、そこで引き受ける責任の重さというのも武者震いするには十分過ぎる程ですよね。』

――やっぱり根底は“表現”なんですね。

『正確に言えば、その“過程”かもしれませんね。いろんなことをしてきましたが、実際出来上がったものを眺めて悦に入っている時間はほぼなくて。せっかくなら、成果物として例えば本を書いて出せばよかったのかなぁとも思いますが、表現すること自体を楽しんでいますね。僕にとって作品というのは創造の成果物じゃなくて副産物なんだと思うんです。』

カワウソが好きらしい。かわいい

若いうちは精一杯楽しみたい

――高校生に「これやっておくといいよ!」みたいなことはありますか。

『まだ僕20代なんで、僕がこれからの世代に何かを上から目線で偉そうに授けられることなんてなくて、みんなにはのびのびやって欲しいし、僕は自分が楽しむことに精一杯なんですけど…(笑)』

――なんでもいいですよ。

『映画ですかね。映画を見て分析して、表だけではなく裏側を考えてみるなんてことがいいんじゃないでしょうか。本だと能動的にページをめくってかじりつかなきゃいけなくて、敷居が高いという人もいるかもしれないので。映画なら2時間自動的にストーリーは進んでいくし、自分なりに分岐点を探って、「もしここでこっちの選択に進んでいたら」「なんで制作者はそっちの選択を取ったんだろう」という感じで。僕も映画が好きなのでいろんな作品を見ますが、やっぱり、自分も作っている側だという感覚があるんですよね。』

――みんなやりそうで、なかなかやっていない見方だと思います。

『他には…映画も含めた時間の使い方についていえば、勉強:趣味でいえば4:6で使ってたんですが、振り返れば本当は3:7くらいで行きたかったです。勉強に関していえば、やっぱり英語が得意だといいですよね。英語ができれば入れる大学の選択肢も増えますし、入学後や社会に出た後も優遇されやすいですしね。』

――宮内さんは英語に関してはどうだったんですか。

『壊滅的(笑)』

――お察しします(笑)

『英語に限った話ではありませんが、僕自身記憶力や効率性があったわけではなく。でも、そんな中でも自分なりの方法を確立することは大切ですよね。ある分量・密度のことを自分の頭に定着させるのにどれくらい繰り返せばいいか、というような自分の感覚を掴んだらあとは逆算して、タスクをこなしていく。』

――ちゃんと素晴らしいメッセージがあるじゃないですか!

『よかったんですかね(笑)』

――ありがとうございました!

おわりに

最後までお読みくださりありがとうございました。私たち『東龍門』は、東大生ならではのノウハウを活かし、受験や勉強に役立つ情報をTwitterでも発信しています。よかったらチェックしてみてください。また、質問などもお気軽にどうぞ!

執筆:西山美緒

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